元文年間(1736〜40年)沼波五郎左ェ門(号弄山)が四日市近郊の小向にて築炉作陶したのが萬古焼のはじまりです。その作品は茶陶が多く赤絵にすぐれ、文様には更紗などの異国趣味を取り入れて「弄山萬古」と称しました。のちに江戸小梅の別邸に宝歴年間(1751〜63年)窯を築き、将軍家の数寄屋道具の御用を受け「江戸萬古」の名称で人気を博しました。弄山没後の天保2年(1832年)森有節は弄山ゆかりの地、小向に窯を再興。時代の変遷はあれど弄山が永久に伝わるべき作品として「萬古」または「萬古不易」の印を押したのが萬古焼の起源と云われています。そして弄山没後約2世紀半、四日市萬古焼は昭和54年、国の伝統的工芸品産業に指定されました。
弊社は、1946年に万古焼の卸商「森周商店」として創業し、1966年に法人化。1970年代にはシャトル窯を備えた植木鉢メーカーとして国内生産を行っておりましたが、1988年 に製造を休止。 その後は輸入・卸販売業へと軸足を移し、2007年には一般販売店 「鉢マニア」を 開設。国内外の鉢を幅広く取り扱いながら、盆栽文化や"鉢のある暮らし"を発信してまいりました。そして、2025年4月より村田製陶 (三重県四日市市)から工場を引き継ぎ、37年ぶりに植木鉢の製造を再開いたしました。今回、長年地域で陶器製造を手がけてきた村田製陶の工場設備と技術を継承し、再び"つくる側" としての歩みを再開します。「商社とメーカーの両輪体制」立し、 国産ならではの温もりある鉢づくりと、海外ネットワークを活かした多様な提案を両立させていきます。